研究課題

分子被覆硫化銀微粒子による綱引きモデル型情報処理の基本動作実証

研究目的

電気化学反応によって誘起される金属フィラメントの成長と収縮現象を利用した新しい情報処理システムの提案を行います。分子機能を利用することで、3次元ネットワーク型の脳型演算処理の基本動作の実証を行います。

領域内での役割と必要性

本研究の役割は、本領域において開発される様々な分子機能を利用して、分子機能を用いた金属フィラメント成長の制御を実現することにあります。情報処理システムにおける分子の新しい役割を開拓することで、本領域の発展に貢献していきます。

研究内容

分子機能を利用した電気化学ポテンシャル制御により、ナノドット間のフィラメント成長・収縮制御を目指します。ナノドット内外におけるイオン移動を制御することで、入力情報の内部蓄積や入力頻度に依存した「綱引きモデル」に基づく情報処理を実現していきます。comingsoon.jpg

追加情報

研究課題番号:16H00972 科研費データーベースはこちら
分子・原子の協働による新しい情報処理システム(2014-2015 研究課題番号:26110521)

メンバー

研究代表者:長谷川  剛(早稲田大学  理工学術院先進理工学研究科 教授)

Papers List