公募要領

H28年度公募要領

「分子アーキテクトニクス」には、分子を柱や梁にみたてて建築物のように組み立て、調和のとれた(orchestration)電子・光・情報処理機能を発現させる狙いを込めた。これまでに、電極-分子-電極システムにおける単一分子の電気伝導度計測手法はほぼ確立されてきた。本領域では、精密な分子設計と電極表面構造設計を基本とし、光・電場・磁場によるスイッチング機能を創出するとともに、そうした単一分子素子をやみくもに集積するのではなく、電流信号のゆらぎやバラツキを積極的に利用するための組織化を行い、多数の分子の恊働機能による信号処理の実現を目指す。

公募研究については、研究項目を横断した研究及び項目間の共同研究を推進する提案を歓迎する。

・研究期間:平成28年度〜平成29年度(2年間のみ。単年度の応募は受け付けない)。
・応募上限額、予定件数:下表のとおりとする。
・研究分担者をおくことはできない。
・その他、募集に係る規程については、文部科学省のページをご覧ください。

研究項目 応募上限額(単年度あたり) 採択目安件数
A01 分子アーキテクトニクスのための精密分子設計・合成 250万 4
A02 分子アーキテクトニクスのための表面・界面構造の設計・作製 250万 4
A03 分子アーキテクトニクスのための分子機能の設計・計測 250万 4
A04 分子アーキテクトニクスのための恊働機能の設計・計測 250万 4